こんにちは。日本共産党香川県議会議員 白川よう子です。

5月臨時議会での議員の海外派遣に対する質疑

[2017.6.29] -[インフォメーション議員日誌]

 5月臨時議会で、またしても香川県議会議員の海外視察が諮られました。

 いつもなら反対討論に立つのですが、相手方は賛成討論にも立てず言いっぱなしになるので、今回は初めて「質疑」をしました。「質疑」となると、行く議員の代表がその問いに対して「答弁」をしなくてはなりません。

 その時の議事録ができましたのでUPします。

 

2017年05月02日 平成29年5月臨時会

◯議長(五所野尾恭一君)次に、日程第十、議員派遣の件を議題といたします。 本件については、質疑の通告がありますので、発言を許可いたします。 なお、質疑の時間については、議会運営委員会の決定に基づき、再質疑を含め五分以内といたします。 白川容子さん。   (白川容子君登壇、拍手)

◯白川容子君 香川県議会での海外視察のあり方について深くお考えいただきたいと、何度もこの問題で討論に立ってまいりました。今回も、ドイツ・スイス・イタリア視察団、スペイン・ポルトガル・フランス視察団の二件の海外派遣が提案されています。これまでも、議員の海外派遣はその中身もわからないまま賛否が問われてきました。今回は、その中身を明らかにするためにも質疑を行い、以下四点についてお尋ねをいたします。参加者の代表による答弁を求めます。 まず第一点目は、今回の視察の目的です。 ドイツ・スイス・イタリア視察団は、欧州における観光振興及び環境政策等の現状や取り組み状況を視察するとともに、パルマ市との交流促進を図り、スペイン・ポルトガル・フランス視察団は、欧州における観光政策、交通政策及び文化振興等の現状や取り組み状況を視察するとされています。具体的な視察目的とそれを香川県政のどの政策にどう生かそうとしているのか、具体的にお答えください。 二点目は、視察の日程についてです。 日本共産党議員団として、議会事務局に請求し、いただいた日程案では、具体的な中身が全く見えてきません。ドイツ・スイス・イタリア視察団の日程案には、世界遺産、スイスアルプス、ユングフラウとだけありますが、まさかお決まりの観光コース、ユングフラウを眺めながら高山鉄道の旅を楽しむなどというものではないとは思いますが、一点目で質問した目的を果たすために、各国のどこで何を視察しようとしているのか、お答えください。 目的に、観光政策、観光振興などと羅列してあれば物見遊山的な日程でも可能となります。世界遺産や観光コースが含まれていないのか、お答えください。 三点目に、各視察団の予算についてお尋ねいたします。 昨年の北米への派遣は、六人で六百八十八万三千三百三十四円で、一人当たり約百十五万円、南米は十一人で一千六百九十三万四千百七十七円で、一人当たり約百五十四万円でありました。記念式典への参加でもあり、一概に批判はいたしませんが、南米のパラグアイ日本人移住八十周年記念式典への他の県議会からの出席者数を香川県人会に尋ねたところ、高知県五名と長崎県一名とのことで、その他の県からの出席は確認できていません。参加県も少ない上、十一人も参加したのは香川県議会のみであり、今後の検討が必要です。 枠は違うかもしれませんが、今年度も県議会の応招旅費と海外視察を合わせた予算は九千万円にも上ります。三千万円もの予算がついていた応招旅費は実費支給となったにもかかわらず、六千万円の海外派遣予算はこれまでどおりではつじつまが合いません。 今回の二つの海外視察それぞれの予算は幾らか、同行する職員は何人か、職員も合わせた予算総額は幾らになるのか、お答えください。 最後に四点目、視察団の構成についてです。 今回の視察団の構成は、いつ、どのようにして決まったのでしょうか。ドイツ・スイス・イタリア視察団は自民党議員会の議員のみ、スペイン・ポルトガル・フランス視察団は自民党県政会の議員のみです。海外視察は会派の親睦旅行ではありません。県政にとって本当に必要な視察であれば、県議会議員全員に目的や内容を十分に周知して参加者を募り、その判断は会派や各議員が決定するのが当たり前です。どのように周知し参加者を募ったのか、その経過をお答えください。 以上で質疑を終わります。(拍手、降壇)

◯議長(五所野尾恭一君)質疑に対する答弁を求めます。 谷久浩一君。   (谷久浩一君登壇、拍手)

◯谷久浩一君 それでは、白川議員の御質疑にお答えをさせていただきます。 先ほど白川議員は大きく四点の質疑をなされました。まず一点目が視察の目的、そして次が視察の日程、そして次が視察の予算額、そして四点目が視察団の構成ということで、答弁をさせていただければなというふうに考えます。 まず、ドイツ・スイス・イタリアの視察についてでありますが、まず今回の視察の目的は、欧州における先進的な観光や環境政策等の現状や取り組み、その状況を視察、研究するとともに、交流協定を締結しているパルマ市を訪問するものであり、本県の重要施策である観光や環境政策の推進、そしてパルマ市との交流の推進を図るなど、今後の県政に関する政策立案に寄与するものと考えております。 次に、日程でございますが、ドイツにおいてはミュンヘン市内等やソーラー技術専門見本市の視察を、スイスにおいてはルツェルン市内、世界遺産ユングフラウ、ツェルマット等の視察やツェルマット観光局による観光地域づくりに関する講演を、イタリアにおいてはパルマ市庁舎への訪問や市内等の視察、そしてミラノ総領事館における観光や環境政策等に係る意見交換を予定しております。 続きまして、予算額でございますが、視察先の予算につきましては、訪問先等の詳細は、現在調整中であるため、現時点では確定しておりませんが、平成十四年十二月の会派連絡会の申し合わせ事項により、旅費は一人百万円程度という取り決めがあることから、議員六名と同行職員二名の計八名で約八百万円程度を見込んでおります。 最後に、視察団の構成は、県議会議員全員に目的内容を周知して参加者を募ったものではありませんが、視察の目的、趣旨に賛同される議員や会派に周知し、幅広く参加者を募ったものであります。(拍手、降壇)

◯議長(五所野尾恭一君)佐伯明浩君。   (佐伯明浩君登壇、拍手)

◯佐伯明浩君 白川議員の御質疑にお答えをさせていただきます。 スペイン・ポルトガル・フランスの視察についてでありますが、まず今回の視察の目的は、欧州における先進的な観光や交通政策、文化振興等の現状や取り組み状況など、先進事例を視察、研究し、本県の重要施策である観光や交通政策の推進、文化振興をより一層図るための施策立案に寄与するものと考えております。 次に、日程につきましては、現在、大使館等と具体的に詰めているところであり、一部は世界遺産も含まれておりますが、あくまで観光を主たる目的とするものではなく、本県の施策立案に寄与するための行政視察であります。 具体的には、世界遺産トレドや聖地ファティマを視察することにより、四国八十八箇所霊場と遍路道の世界遺産登録に向けた参考としたり、また、各国における地産地消の現状や海外製品の普及状況を視察することにより、本県の県産品等の売り込みを行っていく上での情報収集を行うものであります。 また、各国の大使館においては、主要観光地に至るインフラ整備などの交通政策や本県との交流促進、文化振興を図るために、大使を含む大使館職員の方々等と多くの意見交換を予定しているものであります。 視察先の予算につきましては、訪問先等の詳細は、現在調整中であるため、現時点では確定しておりませんが、平成十四年十二月の会派連絡会の申し合わせ事項により、旅費は一人百万円程度と取り決めていることから、議員七名と同行職員二名の合計九名で約九百万円を見込んでおります。 最後に、視察団の構成は、県議会全員に目的内容を周知して参加者を募ったものではありませんが、視察の目的、趣旨に賛同される議員や会派に周知をさせていただきまして幅広く参加を募ったものであります。(拍手、降壇)

◯議長(五所野尾恭一君)再質疑の通告がありますので、発言を許可いたします。 白川容子さん。   (白川容子君登壇、拍手)

◯白川容子君 御答弁いただきましたが、どこへ行くのかもよくわからない(注 議事録では行く先が明記されていますが、実際の答弁はその名前すら正確に読めていなかったのです。)そういう中身でございました。 各視察団八百万円、それから九百万円ということで、皆さんのお手元にあるペラ紙一枚で千七百万円、これを予算的に計上するということになります。この使い方、本当に正しいものなのか。また、広く県議会全体に周知をするということはされておりません。この改善を、以降どうしていくのか、再度質疑をさせていただきたいと思います。(拍手、降壇)

◯議長(五所野尾恭一君)再質疑に対する答弁を求めます。 谷久浩一君。   (谷久浩一君登壇、拍手)

◯谷久浩一君 白川議員の再度の御質疑にお答えをさせていただきます。 行き先は、先ほど申し上げましたとおり、ドイツ・スイス・イタリア、そこに行くことに決まっております。 そういった中で、周知の方法でございますが、議員会議員全員に案内したものではないというふうに冒頭申し上げております。そういったものでありませんが、視察の目的、そして趣旨に賛同される議員や会派の方々に周知をして幅広く参加を……。   (発言する者あり)

◯谷久浩一君(続き) 親睦旅行ではありません。幅広く参加者を募ったものでございます。 以上です。(拍手、降壇)

◯議長(五所野尾恭一君)佐伯明浩君。   (佐伯明浩君登壇、拍手)

◯佐伯明浩君 白川議員の再質疑にお答えしたいと思っております。 行くところは、スペイン・ポルトガル・フランス等でございまして、特にスペインではフリーゲージトレイン等々ありますし、交通施策をしっかりと、毎回、一般質問でもさせていただいております交通施策、また、観光立県として香川県をどのようにこれから引っ張っていくのかということで、そういうことを一生懸命勉強、視察させていただきたいと思っておりますし、今後の県政の重点施策の企画立案などに生かすことができると考えており、意義があるものと思っておりまして、白川議員のお言葉を強く受けとめましてしっかりと視察し、勉強して、今後の県勢発展のために尽くせるような視察をしっかりとやっていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。(拍手、降壇)

◯議長(五所野尾恭一君)以上で通告による質疑は終わりました。 質疑を終局いたします。 これより起立により採決いたします。 まず、香川県議会ドイツ・スイス・イタリア視察団の件を議題といたします。 お諮りいたします。 平木 享君外五名を、お手元に配付のとおり、議員派遣することに賛成の諸君の御起立を求めます。   (賛成者起立)(注 日本共産党、公明党が反対)

◯議長(五所野尾恭一君)起立多数、よって本件については、議員派遣することに決定いたしました。   ─────────────────────────────

◯議長(五所野尾恭一君)次に、香川県議会スペイン・ポルトガル・フランス視察団の件を議題といたします。 お諮りいたします。 宮本欣貞君外六名を、お手元に配付のとおり、議員派遣することに賛成の諸君の御起立を求めます。   (賛成者起立)( 日本共産党、公明党が反対)

◯議長(五所野尾恭一君)起立多数、よって本件については、議員派遣することに決定いたしました。